一般的に「標準価格」というのは、メーカーや販売店が希望する『希望小売価格』や行政機関が店頭表示するよう指定した価格のことを指します。
しかしプロパンガスの場合は販売店は何十種類もの料金体系を持っているので標準価格を明示するのは無理です。また基本的にプロパンガスは公共料金ではなくガソリンなどと同じ自由料金商品なので行政機関が指導することもありません。
産省の外郭団体である財団法人 日本エネルギー経済研究所が運営する「石油情報センター」のホームページには都道府県毎の平均価格が掲載されているがこれは標準価格とは関係のない単なる平均価格です。
これは“高止まり”している価格を“平均値”として発表しているだけなので高いことに対して国がお墨付きを与えているようなものです。
私たち消費者からすれば、異常な高さを国が放置しているどころか「認めろ」と言っているようなものでとても受け入れがたいものです。
まだまだガスを使ったコンロが主流の日本では、ガスコンロや給湯器などで毎日多くのガスを使って暮らしています。それだけに正しい使い方を理解することが、ガス代の節約に大きく影響してきます。